君がオレのdestiny ・ 初章



 いつからオレはこんなにひねくれた人間になってしまったんだろう。
 それを自覚したのはいつだろう。
 自分しか信じなかったオレが、本当の意味で、他人と触れ合えたのはいつだろう。
 この15年間、いろんなことがありすぎた。その運命を受け入れるには、まだまだ子供過ぎた。
 そんなオレを、ありのままのオレを初めて受け入れてくれたのは誰だっただろう・・・。

「泣きたいだけ泣きなよ・・・泣きたいだけ・・・」
 彼女はそう言いながら、オレを抱きしめてくれた。
 
 その彼女の名前は本郷唯。
 異世界より現れた伝説の青龍の巫女。
 そしてオレは彼女を護るための青龍七星士・・・。


 その日から、オレの人生は一変した。