流星錘=shooting star weight ■流星錘とはズバリ、念動力によって操る、角宿の唯一の武器であります (左図参照) 「縄でブンブン振り回す鉄の玉の武器」(小説『流星伝』より) 『流星』 liu xing ├俗に“賊星”とも言う └古代の武器で、鎖の両端に鉄槌をつけたもの 『錘』 chui ├昔の兵器の一種 └球状の金属に柄をとりつけたもの |
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■流星錘の“流星”は、「流れ星のような速さで動く」とか「その動きが流星のよう」とか、そういった外見上の特徴から名付けられたように思っていたのですが、実は『流星』という言葉そのものにも「武器」という意味がありました。 (『錘』は、おそらく、錘(おもり)という意味なのでしょうが) しかもその流星という武器は、角宿の持つ流星錘の外見と寸分違わぬ形状をしていました。 なんとなんと流星錘は、古代中国に実在した!実際に使われていた武器である!こ、怖い! ただし動源は念動力ではない。 ←そりゃそうだ …って、流星錘が渡瀬先生の創作だと思っていたのは…私だけ!?(笑 ■『流星』の持つ他の意味 (小説『流星伝』より) 現代の日本では、流れ星を見ると3つのお願いをする習慣がありますね(笑 しかし古代中国では、不吉なものとしての象徴だったといいます。 なんでも『遠く離れた双子に危機が訪れたとき、星が流れる』らしい。 そして角宿は、「流星錘」を自分の武器として保持するがゆえに、不吉な「流星」の名を持つ武器によって自らの運命が、破滅する道を歩む宿命を背負っていたのであります…。 ■そう考えると、なんだか運命というのもあながち偶然ではなくて、必然性を含むようなモノだと思えます。 彼の運命は、青龍七星士として生を受けたときだけでなく、 同時に初めて流星錘を手にした時点から、確実に決められてしまったのですねぇ…。 |